黒崎雄二大三郎
くろさき ゆうじ(だいざぶろう)
 黒崎雄二(大三郎)
 黒崎大三郎は、大子町の郷士黒崎藤右衛門の三男。16歳で市川勢に加わり、最後まで戦い、生き延びる。明治39年に史談会のインタビューに答えている。市川勢のなかで公に戦闘の模様を語った唯一の人物だ。彼は、明治6年22歳のときに渡米し、その後英国に渡り、明治17年に帰国している。いわば賊軍の、資産もない若者が明治初期になぜ外国に出られたのか、米国や英国で何をしていたのか興味は尽きない。ずいぶん調べたが、残念ながら渡米後の足取りはつかめない。
 (市村眞一『市川勢の軌跡』茨城新聞社 2008年)より
  
死亡場所 不明
  死亡年月日 不明
墓地 不明
関連サイト 史談会速記録
黒崎雄二君戊辰役戦争経歴実談(全編)明治39年 (PDF)
    黒崎藤右衛門事績調書 明治39年史談会提出書類 (書き下し)(PDF)