鯉淵勢布陣之跡
(2020.5撮影)
 天狗勢が陣地を置いた和尚塚から北に七~八百メートル行くと、道沿いの墓地に鯉淵勢布陣之跡と書いた石碑がある。両者が至近距離でにらみ合ったことを実感できる。鯉淵勢とは、天狗党(特に田中愿蔵隊)の攻撃から守るために、水戸鯉淵の農民を中心に結成された自衛団である。天狗党に対して無敵を誇った。
 碑文は以下のとおり、「元治元年十月十日 幕軍は那珂湊の総攻撃を謀り 鯉淵勢は先鋒として 雲雀塚と此處に陣を布いた」
鯉淵勢布陣之跡
建碑場所 茨城県ひたちなか市烏ヶ台
建碑年月・建碑者 平成2年(1990)6月 関山豊正
   関連資料・サイト ひたちなかⅤ(鯉淵勢布陣之跡) 史跡訪問の日々 2017.7.9
    「鯉淵勢の成立と行動」『内原町史 通史編』宮澤正純先生 平成8年
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